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コルム、新CEOと共に未来の扉を開く

ラ・ショー・ド・フォン発のスイスを象徴する時計ブランド コルムは、セールスディレクターのハソ・メフメドヴィッチが主導し、経験豊富なスイスの投資家グループの支援を受け、MBOいたしました。
 

ラ・ショー・ド・フォン、2025年4月30日 – 今年70周年を迎えるコルムは、歴史あるスイス時計メーカーとして新たな歴史の幕開けを迎えます。 15 年前に時計職人としてラ・ショー・ド・フォンの時計工房でキャリアをスタートさせ、着実にキャリアを重ねてブランドのインターナショナル・セールスディレクターとなったハソ・メフメドヴィッチが MBO を主導しました。
 

現在、メフメドヴィッチは、ラグジュアリー業界と金融業界での経験豊富なスイス人投資家の少人数グループと共に、コルムを率いています。これは、時計業界にしっかりと根付いた、100%スイス人によるガバナンス体制へのコルムの回帰を象徴するものです。

再建に向けた確固たる基盤

この戦略的取引は、2013年からコルムを所有してきた香港上場企業、シティチャンプ・ウォッチ&ジュエリー・グループ・リミテッドとの協力と相互尊重の精神に基づき行われました。 スイスで10年以上にわたって事業を展開してきたシティチャンプ・ウォッチ&ジュエリー・グループ・リミテッドは、エテルナなど他のスイスブランドの運営を継続しながら、円滑な移行を支援することに同意し、新たな指導者がクリーンで強固な基盤の上に再建を支援することで合意しました。 これにより、ハソ・メフメドヴィッチがCEO兼取締役会長に就任し、組織再編が進められることになります。彼の下、結束力と情熱にあふれたチームは、コルムの創造力を再点火し、その唯一無二のアイデンティティを再確立するという長期ビジョンを共有しています。特許、知的財産、アーカイブを含むすべての産業資産および商業資産はコルムの手に残り、明確な戦略的方向性に沿ったものになっています。

ブランドのルーツへの回帰
1955年に最初のタイムピースを発表したコルムは、その独創的なスピリットで瞬く間に注目を集め、スイス時計製造の最も大胆な創造力の1つとして名声を得ました。
画期的な直線ムーブメントを搭載したゴールデンブリッジ。大型ルーペを備えたバブル。タイドグラフなどの表示機能を備えたアドミラル。そして、アメリカの自由企業精神のシンボルであり、歴代アメリカ大統領が着用したことでも有名な本物の20ドル ダブルイーグル金貨をケースに使用したコインウォッチ。これらの伝説的な作品は、今、コルムの新たなラインナップの中核を担う地位を取り戻そうとしています。世界中に300弱の時計販売店を擁するコルムの現在の販売ネットワークは、強固で持続可能な基盤の上に強化され、厳選されたパートナーシップを通じて、お客様に最高のアフターサービスを提供します。

2026年への明確な指針

2025年は、新経営陣がコルムの主力コレクションの強化と未来への基盤構築に注力する、統合の年となります。
ブランドの核となるアイデンティティと、高く評価されている伝統を改めて重視し、2026年半ばには世界的な全面的リニューアルを予定しています。ル・ロックルの CIFOM(職業訓練学校)で CFC(スイス連邦能力取得証明書)を取得後、2011年から時計職人としてコルムに入社し、わずか32歳のハソ・メフメドヴィッチは、この新しい時代を体現する存在です。工房から市場管理、生産、品質管理、そして最終的な販売に至るまで、あらゆる部門を横断して経験を積んだ彼は、今、コルム1955のCEO兼取締役会長に就任します。

 

 

 

コルム1955のCEO兼取締役会長であるハソ・メフメドヴィッチは次のように述べています。

「私たちには、スイス時計製造におけるコルムの正当な地位を取り戻すという、とてつもなく大きなチャンスが待ち受けています。私はこの会社を隅々まで知り尽くしており、その強みと未開拓の可能性を熟知しています。コルムは、新卒で入社した最初のブランドであり、それ以来、立ち止まらず邁進してきました。私はこの会社と共に成長し、チームと共にあらゆる浮き沈みを経験してきました。今日、私たちは大胆な創造性と革新性を再び中心に据え、コルム独自のDNAをさらに発展させていきます。そして何よりも、世界中のコレクターや時計愛好家の皆様から再びコルムにスポットライトを当てていただけるよう、流通を強化し、主要市場を統合し、新たな地平を切り開きます。スイスの時計製造の価値観を重んじる才能豊かで献身的なチームと共に、この新たな章を率いていくことを誇りに思い、長期的なビジョンを共有していきます。シティチャンプ・ウォッチ&ジュエリー・グループ・リミテッド社とは建設的な合意に達しました。同社は自社の利益を守りながらも、コルムが決して失うべきではなかった本来の地位を取り戻すことを心から願い、真の善意を示してくれました。」